【たくましく美しく生きる術】Blog by Nina S.

人生、40歳からが本番 ~ パワフル&エレガント

【夏木マリ】日本発、大人いい女たち

今日の一歩

やりたいことは、40代で見つかるかもしれない

 

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どうして今まで、この人に気づかなかったのだろう。

夏木マリさん。

 

アラフォーでも、アラフィフでもない、アラ還。

彼女を良く知らない人は、まずは、写真を検索して見てみるといい。

 

美人...プラス、貫禄...プラス、茶目っ気?...プラス...迫力...プラス...

 

もう一度言う。この方、60歳をとっくに過ぎておられる。

アラフォーの私なんて、彼女の娘の年代だ。

 

言葉が出ない、とはこのこと。

脱帽、そして、尊敬。

正座して、背筋を伸ばして、教えを請いたくなる(笑)

 

彼女は、40歳になってから方向転換して、自己発見したそうだ。

「やっとやりたいことが、40代で見つかりました」だって。

 

 

私の敬愛する寺田恵子さんは、まだアラフィフだ。

ってか、「まだ」!

 

しみじみ嬉しい。

まだまだ、心の糧になる、美しいカッコいい先輩方が沢山いる、と思えること。

 

そういえば、先日、高峰秀子さんについての本を読み、

なんと大人でカッコいい女性が昭和にいたのだろう、と感服した。

 

 

 

岸恵子さんのエッセイを読んだときにも、そう感じた。

 

お二人とも、その当時の日本を代表する美人女優・大女優。 

でも、あれだけの美貌と栄光を手にしながらも、女優としての自分達のことよりも、人生の他のことについて、実に深いテーマで考えを綴っている。

 

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日本には、あまりお手本になる女性がいない、等と生意気な考えでいたことを、今ここで撤回する。

 

これからは、同胞のキレイな女性を昭和に遡って追及し、その在り方から学ぶ楽しみもあるな。何といっても、同じ日本人なので、価値観や習慣上、共通出来るものが多々あるのだ。応用もしやすいだろう。

 

美人鑑賞及び分析は、一生続けていけて、自分を高めることが出来る、最高の学問であるとさえ思う。

【自信】の持ち方

今日の一歩

過去の失敗や今のつまづきも、熟させ昇天させれば、自信となる

 

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定期的に、プレジデント社の総合情報サイトをチェックしている。

 

 

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オンラインサイトを一通り見て、興味をそそられる記事のうち、3~5つぐらいをクリックして見る。

 

今日はまず、これが目に入った。

president.jp

 

記事の詳細をみるまでもない。

私みたいな、「美女鑑賞おたく」(笑)には、答えは明確。

 

そりゃ、自信があるから、に決まってます。

 

記事を開いてみると、ピンポーン!正解(笑)

(詳しくは上の記事にて)

 

そうなのよ。

幾ら外見が良くても、「わたしなんか...」って暗ーい思いを抱く人というのは、ちっとも魅力的に見えない。

そんな人とビジネスをしたいと思う人はいないし、友達にもなりたくないだろう。

 

結果的に、社会的に成功する確率は低くなってしまう。

だから、自信は侮れない。

 

自信を語るとき、避けられないテーマがある。

海外にいると、毎日のように実感すること...

それは、謙遜を美徳とし、奥ゆかしい日本人の、

「自信満々でいると、叩かれる・いじめられる・失敗した時に大変・図々しいと思われる」という見方だ。

 

和を大事にする日本人は、いつも互いを見ている。

劣った人は助けるけれど、自分より優れている人は、なんかズルい気になる(笑)

それで他人に足を引っ張られたりして、痛い思いをした人は多いだろう。

 

だから、無意識に、「自信満々でいるのは危ない」という自己防衛能力が働いてしまう(私もそうです)

 

「自分なんてまだまだ!未熟者」というのは、いかにも聞こえがいい。

でも、単なる謙遜ならまだしも、日本人はそこから「自分はまだ駄目だ」とダメ出しが止まらず、どんどん下がっていって、結果、自己卑下になってしまうことが多い。

気を付けよう。

 

自信とは、偉そうにすることではない。

自己アピールでもない。

他人との比較から生まれる自惚れでもない。

 

私は、この「自信」が欲しくて、若い頃から色々と試行錯誤してきた。

 

海外に住んでいるので、やはり大人しく慎ましく謙遜しているだけでは、なめられるし相手にされないことが多かったからだ。

 

試行錯誤してアラフォーになった今、やっと実感として、

キレイと成功に繋がる本物の「自信」とはなにか、自分なりに理解しつつある。

(この見方が正解かどうかは別として、私なりに納得した概念が出来た♡ということね)

 

「キレイ(自信)→成功」のからくり

私なりの言葉で表現するとしたら...

 

「自分が成りたい目標とする自分像が、具体的にわかっている。

それに向かって具体的に行動している。

その進歩を、多少なりに、実感できている。

 

未来は今より良くなるという希望があり

「自分、いい感じ」という静かな自己肯定感と

自分の人生の主人公として歩けている、充実感

 

いい意味で自分のことにのみ集中しているので

他人や世の出来事に無駄に惑わされない。

 

これら全てから来る、心の安定感」

 

長い...(汗)

 

これを持つ人が本質的に「自信がある人」となり、

その自信(落ち着き)が人をキレイに見せ、他人を魅了し、

結果として、たいがいの事に成功しやすくなっているのだと思う。

 

どうして自信満々でもちっともキレイじゃない人や、成功しない人がいるの?という問いにも、これで答えが出るのでは?

 

自信とは、偉そうに威張り散らすことではない。

成功は、単なるお金儲けではない。

他人との比較から出る、一時限りの優越感でもない。

 

そして、やっぱり、所詮10~20代では、手に入らないことが多い。

 

ある程度歳をとった人のみ、それも全員もれなく持つことが出来る特権。

それは、人生経験を積んだからこそ出る、奥行きから来る自信。

 

言い換えれば、

貴方がいままでどんな人生を送ってこようと

どんなバカなことをして、どんな失敗をしたとしても

 

結果、自分の人生に全然納得できていなかったとしても、

自信を喪失してはいけない。

喪失する理由にはならない。

 

失敗も嫌なことも後悔も含め、それらを「経験してきた」自信に変えよう。

貴方の人間としての奥行きとするべく昇天し、キレイに変えよう。

(加えて、筋トレして外見も磨こう 笑)

 

 

今からでも、キレイになれる=成功できる。

人間は、状況や経験が負であっても、それをキレイなものに出来る能力を持っている。

 

自分の心の在り方次第で、事実は面白いほど好転していく。

【人生】に、リハーサルはない

今日の一歩

本番は、後には来ない。今この瞬間が本番

 

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家に帰ってから、どんな装いをしてる?

何をして過ごしてる?

どんな音楽を聴いて、何を食べる?何を見る?

 

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仕事・家事・家族のお世話で忙しくて

「何して過ごそうかな」なんて優雅に選ぶ余裕がない人も(はい、私です)

 

家でお皿を洗ったり、子供を追いかけている時の装いは、どんな?

出勤時のわずかな時間、どんな音楽を聴いてる?

一人でのランチ、何を食べる?

 

 

オン・オフをはっきりさせて、家では思いっきりだらけたラフな恰好をして

テキトーなものを立ったまま食べて

外に出たらシャキッと何もかもオシャレに、というのが悪いわけじゃない。

 

乳幼児を育てている人は、自分の恰好なんかに構ってられないサバイバル時期だしね!(私も経験しました...子育てママ、がんばれ!)

 

良い悪いの問題ではないし、

そんなものは個人がそれぞれ決めて納得出来ていればOK。

 

ただね

 

「イイ女になりたい」という観点から考えると

何をしようと、どこにいようと、お金があろうとなかろうと

やっぱり常日頃から「おしゃれに生きよーっと」と思って

やることなすこと全てを意識して選択して

日常の一コマを意識して

出来るだけ美しく過ごすようにすると、絶対にいい。

 

家でも綺麗に、とかいう話をすると、

「えー、なんだか疲れる...家でぐらいダラダラさせてよ」という気分になる?

 

私もそう思ってたし、最近まで、外の私を知っている人がみたらぎょっとするであろう装いを、家で平気でしていた。

一人ランチなんて、ラーメンを鍋からじかに食べたこともある(笑)

 

でもね

 

引っ越しをして、環境が変わって、新しい綺麗な空間に住み移ったんだよね。

で、これをきっかけに、自分も心機一転に、

家にいても綺麗に過ごそう、って決めてみたら

 

そしたらさー、日常がイキイキしてきた。

毎日が、デート本番、舞台の上、バカンス当日、みたいな感覚。

 

日常を「本番(外・オシャレ)」と「リハーサル(家・ダラダラ)」みたいな感覚でいた時はわからなかったけど、

よーく考えてみたら

「リハーサル」で毎日の半分ぐらいを汚く過ごすのは、もったいないよ?

 

だって、人生には限りがある。

特に、アラフォー以上は、「リハーサル時間」なんて優雅なこといってたら

あっという間に60代、70代、80代になるよ?

 

綺麗でいると、まず、自分が楽しい。

「自分、今、汚らしい」と感じる時、気分が下がるのが女というもの。

(あと、一部男性)

逆に、「自分、今、結構イケてる」と思うと、気分が上がるのが女。

(あと、一部男性...特に、筋トレマッチョ 笑)

 

ポイントです。

自分がどう思うか

もうほんと、これにつきる。

 

自分レベルで自分を「汚い」と思うとき

例え世間様が「あら、何てキレイにしてらっしゃるの」と思ってくれたとしても

なぜか自分の中のキレイ度は上がらないんだよね。

 

そして、その時間はなんとなくダラダラして、充実しない。

記憶に残らない。

損した気分になる。

 

 

一人の時

誰も見ていない時

 

そこでも綺麗に過ごして、人生を味わおう。

 

【40歳】【50歳】典型には、ならない

今日の一歩

守りに入らず、新しいことを試して進化しつづけよう

 

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最近、意識して新しいことをするようにしている。

 

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今までずーっとこうしてやってきたから、と言う理由だけでやってきた行動を思い切って変えてみたり、新しいものを試したり

 

「今までやってきたこと」を習慣というのよね...それが国だと文化に、人だと人格になる

 

勿論、なりふり構わず新しいものに飛びつけ、というのではなくて

 

今迄の、40年以上の人生で大切に積み重ねてきた、または選んできた、変えるべきではない大切な習慣もある

それらは大事にしつつも、守りに入りがちな自分の意識を柔らかくすること

 

紙・ペンを使わないで、全てデジタルでやってみる

何気なく飲んでいたコーヒーではなく、お茶にしてみる

カジュアルから一変、ちょっとドレッシーなワンピースを着てみる

 

美容院や髪型を、変えてみる

いつもとは違う集まりに、参加してみる

快適ホテルじゃなくて、キャンプに行ってみる

 

 

些細な事ばかり

でも、言うのは簡単だけど、やるのは結構難しい!

アラフォーでこれだと、アラフィフなんてもっと大変だろう

 

腰も重くなってるし、「別に今迄のやり方でも支障はないじゃない」「めんどくさい」「何で今さら」っていう考えが一番初めに出てくるのが40代以降

プラス、「これが私のスタイルなの」「この年でこれやるの?」っていうプライド

 

そして更に、子育てやら介護やら仕事に忙しく、体にもガタが出始める

大袈裟ではなく、40~50代は簡単にはいかない

 

 

でも、その重力をえいやと押しやる

新しい事や、今までとは違う方法を試してみると...

 

  • 新鮮な感覚が得られる(若返る)
  • 偏見や思い込みが改められる(謙虚になる→感謝が出来る→幸せを感じる)
  • 新しい可能性に触れることが出来る(特にIT系)

 

この感覚が、自分の中に新鮮な風を起こしてくれる

 

こういう経験をしている時って、他人のことが気にならない

新しいことを味わうのに集中しているし、自分が自分の時間の主役、そして、今を生きている

 

他人の人生が自分のそれより気になった時点で、【おばさん】確定なので

これは何よりのアンチエイジングだと思う

 

若い頃は何をするにもこういう感覚だったなあ...

 

自分が主役でない人生など、10代・20代、人は普通考えない

40代以降になると、自分がやることは脇役が多い

ダンナ、子供、新人など、支える人や面倒みなくてはならない人が多くなるから

 

 

プラス、何をしてもさらっとしれっとこなせてしまうので、味わいがない

それらが、かたーい頭や習慣になる

精神的に老けていた、と気づかされる

 

変化が少なくなるにつれて、人はたるむので、澱んでくるみたい

新陳代謝がない状態だから

 

私の職場は、殆どが20~30代の若者ばかりだ

嫌でも自分とはかけ離れた話題やファッション、雰囲気や感覚などに触れることが出来る

そして、若者は、何といっても「これから」を考えているので、人生に前向きで肯定的

 

昨年転職したばかりの私は、年齢的にはとっくにお局世代だけど、幸いにも(?)仕事に関してはまだまだ見習いレベルなので、皆に助けてもらっているし、新入社員みたいな感覚でフレッシュな時を過ごさせてもらっている

 

勿論、外国なので、歳は関係なくフレンドリーな職場だからこそなのだけれど、

それでも、40過ぎてこの若い集団と一緒にいられるのは、実りが多い

 

まだまだ若かった頃に一時期勤めた日系の職場では、40~50代の日本人が沢山いた

そこで、世間一般のアラフォー・アラフィフの傾向(日本人限定)というのを大いに見せつけられた

 

まず驚いたのが、40~50になると、外見も内面もだらりと崩れる人が圧倒的に多くなること

勿論、人生の先輩方として彼らから何かしら学ぶこともあったし、素敵な人やカッコいい人もたまにはいた

でも、大多数は「こうはなりたくない」という反面教師

 

ボーっと生きていたら、自分も一般の波に巻き込まれて、気が付けば「あちら組メンバー」だろう

自分はどうなるべきか?という問いを突き付けられたようで、当時は真剣に今後の在り方を考えた

 

 

アラフォー・アラフィフの皆さんは、良くも悪くも「自分のやり方」や「自分の考え」や「自分の世界」というのを抱えていた

ランチタイムのテーブルでは、自分に関する自慢やアピール、若いものへのお小言・お説教、昔話、会社の悪口や不平不満、体の不調、そして、人のうわさ話やひがみコメントが多かった

 

そうでないポジティブな方でも、何となく「あきらめ・守り」な静モード

または逆に、野心ギラギラで「出来る男・女」というよりも「アブラギッシュ」なイメージが怖い動モード

 

それだけ、40代・50代というのは、小粋に生きるのが難しい年代なのだろう

ランチタイムは、ハッキリ言って苦痛だった

 

そして、全体的にこの層の人達に際立って見えた傾向が、「変化・新しいモノへの拒否」だった

 

パソコンは難しいし、使えなくても別にいいです...

これでやってきて支障はなかったらから、これからもこれでやりましょうよ...

若い頃とは違って疲れるし、今は家族もいるし、ムリですよ...

みっともないですよ、この歳でそれをするのは...

 

今、年齢だけ言えば、彼らと同年代になった私

とうとう来たか、という感じ

これからが、勝負

 

典型には、ならない

 

 

「自分」を確立しつつも、柔軟性と変化を恐れず、しなやかに生きていこう。

アラフォーである今だからこそ、出来るはずだ。

【50代男性】家庭があっても、現役セクシー

好きな(お手本として)女性の有名人は山程いるけれど

実は、男性は余りいない。

 

強いて言えば、3人のみ。

ブラピ(笑)、稲葉浩志氷室京介のお三方。

昔も今も、私が「イイ男」と思うのは、この3名のみだ。

 

稲葉氏(右)↓

https:

 

 氷室氏↓

www.instagram.com

 

 で、3人とも、もう50歳をとっくに超えておられる。

 

アーティストとしての実力が衰えていないのも凄いけれど、

自分がアラフォーになった今、改めて尊敬するのが、あのルックス、体。

昔から変わらないどころか、更に引き締まっている。

勿論、強い美意識と、筋トレと、食事制限の賜物。

 

ハリウッドセレブのブラピは横に置いておくとして(笑)

 

稲葉さんと氷室さんは、家庭円満で変なスキャンダルとは無縁だ。

健康的で安定した生活がバックにある余裕が、

既婚者として私が彼らに憧れる理由でもある。

 

ストイック男らしく、しかしどこかセクシーなこの二人。

家庭もある50代の男性が、こう形容されてちっともおかしくないなんて。

 

世の中、50代ともなればお腹が出て体も精神も弱気に崩れてくる人が90%だろうに、

見られる仕事だから、という事を考慮に入れたとしても、やはりスゴイと思う。

 

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さて、女性が、同じように昔のレベルをキープまたは昔よりスゴイ!となれるか?

男性より難しいのは明白だろう。

 

一昔前だったら、想像もつかなかっただろう。

 

それこそ、私が敬愛する寺田恵子さんのように、

結婚せずに子供も産まずに、ひたすらロックな生き方を極めるなど、

世間から大幅に外れた生活をしないと無理であったのでは。

 

でも、最近、不可能ではないような時代が来ている気がする。

 

ストイックで女らしく、しかしどこかセクシー

こう形容されてちっともおかしくない、家庭もある50代の女性...

 

こういうスゴイ女性が、今後もっと増えるといいね。

まずは、自分が成ろう!

40代の焦りには、筋トレ

ティーンエイジャーの頃

 

まだ自分が何者でもない焦り

不公平な人生というものへのムカつき

やらなくてはいけないことだらけの毎日への疲れ

ホルモンバランスの乱れから来るイライラ

将来への不安と期待からくるソワソワ

 

これらの重圧に負けそうになっていた私を、

健全な方法でどうにか成人まで導いてくれたのは、スポーツだった。

 

 

 

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アラフォーの今

 

まだ自分が何者でもない焦り

不公平な人生というものへのムカつき

やらなくてはいけないことだらけの毎日への疲れ

ホルモンバランスの乱れから来るイライラ

将来への不安と期待からくるソワソワ

 

これらの重圧に負けそうになっている私を、

健全な方法で導いてくれるのは、やはり筋トレだと確信している。

 

当たり障りのない話題

学生の頃、登下校中などのお喋りの時など、女子が2,3人集まると、流行っているドラマの話ばかりするのにうんざりしたものだ。

 

そういう私も、ドラマの1つや2つは見ていたので(90年代に流行ったトレンディードラマ、というやつね 笑)適当に話を合わせていたけれど、

そんなことより、政治とか社会問題とか、そういう人生における本質的な話題で語り合いたいなあ、などと内心考えていた。

変なところで真面目な学生だったのだ。

 

可愛いもの、美味しいもの、ドラマ...といった、当たり障りのない話題のお喋りは、正直、苦手だった。

時間のムダ、意識のムダ...と、一人で勝手にイライラしていた。

どこかで、アメリカのティーンエイジャーは仲間内でも自然に政治の話をする、等というエピソードを聞いて、「さすがアメリカ、意識が高いなあ」と思っていた。

逆に、日本はお子様文化だなあ、ダメだなあ、と感じていた。

 

さて、その後、ふとしたことから日本を出て、海外に移住した私。

今は、日本や日本人とは関連性のない、外資系の企業に勤めている。

 

様々な国籍の同僚が集まるこの職場での、ランチタイムの話題は、何か?

...ズバリ、流行っているドラマ、だ(笑)

(勿論、それだけではないけれど)

 

政治や社会問題が話題になることもあるけれど、ごくわずかだ。

なぜかというと、これをすると、意見の対立が避けられないからだ。

例え、大人同士、妥協をしながら思いやりを持って話すことが出来るとしても、

必ず誰かしらが嫌な思いをしたり、気まずい雰囲気になるだろう。

 

前職で、選挙の時期にかなり辛辣な発言をした同僚をきっかけに、

同僚同士での言い争いがエスカレートした場面に出くわしたので、今は良くわかる。

 

モノ(商品)、美味しかった食べ物、ドラマ...どんな意見を言っても、当たり障りのない話題といえば、結局これらになる。

これは、世界共通だ。

私は、上記の学生時代のエピソードを思い出し、感慨深い気持ちになった。

 

勿論、政治や社会問題に意識を向けることは大事。

意見交換も、当事者意識も、社会に属するものとして、避けてはいけない義務だろう。

そして、年がら年中ドラマやら可愛いものやらの話をするのは、やはり時間の浪費だ。

しかし

「当たり障りのない話題」というのは、案外周りを思いやった結果なのかもしれない。

 

 

人生、一見ムダと思えることが、実はそうではないこともある。

表面だけ見てすぐに「良い・悪い」を決めつけるものではないな、と思った。