【たくましく美しく生きる術】Blog by Nina S.

人生、40歳からが本番 ~ パワフル&エレガント

【ハル・ベリー】おばさん化しない女

今日の一歩

おばさん化しない為の、自分なりの戦略を練ろう

 

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ハル・ベリーという女優の存在を初めて知ったのは、2002年版の007だったと思う

 

www.instagram.com

 

キャットウーマンとしても有名な彼女

 

 

007では、ボンドガールとして、主役級の大役を得た

 

でも、「黒人系の女性がボンド・ガールになった」と世間が大いに湧いた割には

私にはあまり印象に残っていない

 

彼女の肌の色や、強そうなまなざし

これらは、私の好みの範疇にある

でも、私は、ショートカットの女性が好きではないのだ

 

ボーイッシュやマニッシュという類が苦手な私

あくまで【女は女の武器で勝負!】という路線が好き

(っていってる割には、筋トレして強い女が大好きですが...まあ、峰不二子氏を想像して下さい 笑)

 

ということで、当時ショートを売りにしていたハル・ベリー

私のアンテナにはかからなかった

 

また、その頃ふと目にしたあるハリウッドのゴシップ雑誌では

ハル・ベリーは幼児体型」と、彼女のボディを酷評していた

 

確かに、欧米女性としては背は低いしウィキペディアによれば、166cmらしい)

プロポーションはいいけれど

全体的に丸っこくて小さく、迫力に欠ける

 

東洋世界ならまだしも、欧米ウケはいまいちだろう

かわいそうになあ、ハリウッドは容赦ないなあ、などと同情したものだ

  

というわけで、それからもう15年ぐらい、彼女のことは忘れていた

  

その彼女を、この間、ウィメンズ・ヘルスの記事で見かけた⤵

womenshealth-jp.com

 

へえ、もう51歳なんだ、と思いつつ

掲載されている彼女のインスタから抜粋された写真を見てみる

 

嬉しい裏切りというか、驚きで、胸が一杯になった

 

うわ、キレイ...

 

あか抜けた。

この人、とんでもなくあか抜けた。

髪を金髪ロングにしたのが、特別いいね!

 

 

50歳を超えたハル

今の彼女は、ボンドガールだった当時にはない、形容しがたい魅力がある

 

 

こちらのウィメンズヘルスの記事は、どちらかというと筋トレマニア向けなので(笑)

彼女のインスタを探してみるといいかも

美しい写真がわんさか出てくる

 

ハルも、「おばさん化しない女」入りした

 

おばさん化しない女たち

私は、自分も歳を考えれば立派な中年なので

おばさん化しないで女でいられる人たちに多大な興味がある

そのコツと習慣から学びたいのだ

 

おばさん化しない女と言うと

【透明感のある年齢不詳美女】が代表グループ

 

石田ゆりこさんや、永作博美さん、小泉今日子さんとか

童顔で色白な日本人が目指しやすいジャンルだ

いくつになっても少女、みたいな

 

それとは別に、ハル・グループがある

前述グループとの違いは

野生感、たくましさ、その強さ

 

顔にはしわがある

目つきが鋭い

時に険しい表情からは

今までの人生の苦労も悲しさが隠れずに見える

また、それを超越した穏やかさや

人を許し、包む、柔らかさも同時に持つ

 

髪の艶とか、そういうものは既にない

肌はキレイだけど、【透明感】とは形容し難い

キレイなお姉さんとか、癒し系では断じてない

 

 

年齢とかそんなことはどうでもいいほど

彼女達を見た時にはじめにくる感想が「キレイ」ということで

その点は両グループ共通しているが

 

どちらの【おばさん化しない女】グループを目指すか

または、どちらとも違う第3グループを独自でつくるか

それは、自分次第だ

 

 

 人生の中で、時々会うことがある、こういった、おばさん化しない女たち

 

 

彼女たちは、もう若くない女であることが、一目見てわかる

でも、見るたびに、女の私でも見とれてしまう

 

20代であろうフレッシュな若いグラマー美人には

「ヒューヒュー」(古い?笑)とやりたくなるのと対照的で

おばさん化しない、40代以上のキレイな女の前では

その凛とした美しさの前に、言葉を失う

 

 

「おばさんになるか、大人の女性になるか」

 

 

 

もう若くない女がキレイを保とうとすると

大抵は上の「ヒューヒュー」をイメージする

で、必死に若作りし始める

 

でも、これを40~50で目指すのは、得策ではない

 

もともと美貌に恵まれた人が

尚且つ、1日3時間ぐらいを美容に費やさないと、持続は難しい

ピチピチの肌、キレイな髪、はつらつさ、若さと澱みのなさが勝負だから

 

とてつもない時間、お金、エネルギーを費やすし

それに挫折した人や、中途半端にやってしまう人は

「必死感」のぬぐえない、イタイ人になってしまう

 

美魔女コンテストとかに出る人たちの努力、と思っていい

 

それでは、美魔女コンテストに出れない、

または出るつもりもない私たちは、どうするか

 

他人事ではない、切実な話だ

誰でも40ぐらいになり、シミ・シワが隠せなくなると

「これから女としてどうする?」が切実なテーマになってくるのだから

 

 

ハルとほぼ同い年で、

かつて絶世の美少女として脚光を浴びた女優に、ブルック・シールズがいる

 

ブルックも、とても美しい50代になったと雑誌では褒めている

 

でも、私は思う

 

ブルックの場合、確かにきれいはきれいだが、

「美しく年をとった50代」という感が否めない

 

いや、美しく年をとった50代っていうのも、素晴らしいこと

もはや女は諦めた50代、というのが、世間一般だから

 

 でも、あくまで、そのタイトルが「美しいおばさま」なのだ

 

 その反面、ハルは「おばさん」という言葉を寄せ付けない

  

ハルの美しさの基礎が、アスリート並みのワークアウト(筋トレ)の習慣から来ていることは確実だ

筋トレをする人に共通の「何かを超越した」顔つきをしている

健康的な食生活や、充実した生活が垣間見える

 

でも、筋トレや健康的な生活だけなら、恐らくブルックだってやっている

他に何か、決定的な違いがあるはず

 

おばさん化しない女たち...

 

私は、いくつになっても少女というタイプではないので

永作博美さんにはなれない

そして、なりたくもない

 

筋トレという共通点もあることだし、ハル・グループを目指そうと思う

 

勝手にこのグループのメンバーにしているお方達...

夏木マリさん

寺田恵子さん...

 

 

若くない...でも、魅力的

現役で、女

迫力があるのに、成熟した大人の女の可愛らしさも持つ(少女みたい、ではない)

「おばさん」化とは無縁

 

そういう女を目指して、今日も筋トレに励もう!

 

【好意】は伝える

今日の一歩

相手が聞いて嬉しいだろうと思えることは、ためらわず言おう

 

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人間、いつ死ぬか、本当にわからない。

明日も生きていられるという保証はないし

あなたが好きなあの人が、明日もいるとは限らない。

 

当たり前で、単純で、でも普段考えもしないこと。

 

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だからこそ...

 

好きな人には、好きと言うことにした。

好意は、隠さず伝える。

 

好意といっても、色々ある。

 

「一緒にいて楽しい」

「あなたと話すと元気が出る」

「会えて嬉しい」

「美しい」

「スゴイ!」

 

なんていう、些細なことだ。

こういう想いは、心に響いたら、正直に素直に言う。

 

たとえば、家族

たとえば、友人

たとえば、同僚

たとえば、店員さんや、飛行機や電車で隣の席になった人

つまり、誰にでも

 

言わなくてもわかる?

いや、他人は私が思う程、私の考えていることに興味はない。

ハッキリ明確に言わないと、伝わらない。

 

言わなくても変わらない?

相手の反応がいまいち?

伝えて何になる?

 

現代は、誰もが皆少なからず孤独だ。

そんな素振りは全く見せずとも、内心、疲れている人がなんと多い事か。

 

暖かい、静かな、でも偽りない言葉は

例え貰ったその時は別に響かなくても

後でふとした時に思い出すと、輝きを放っている可能性が大だ。

もらったその人は、そのことを私に一生伝えないとしても。

 

あなたのその一言も

是非、呑み込むことなく、言って欲しい。

 

自殺をとどまる人が出るかも

明日への活力とする人が出るかも

もうやめようと思っていたことを、続けてみようと思い直す人や

今日は思ったより悪い日じゃなかったな、と思う人も出るかもしれない。

 

 

人が苦しむストレスの第一の理由は、人間関係から来るという。

だとしたら

人がこの上のない幸せを感じるのも、恐らく人間関係からだろう。

 

【綺麗になる】のが、最高の復讐

今日の一歩

戦わずして、勝とう

 

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上司に、こう聞かれた。

 

「ビジネスの上で、一番有意義だと思うアドバイスは何?

で、それは誰に教えてもらったアドバイス?」

 

私の答え↓

 

「沢山ありますが、全てこれから派生したものですね。

幸せかどうかは、自分次第である』」

 

 

by アリストテレス

 

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Anastasia GeppによるPixabayからの画像

 

上司はもっと身近な人からの具体的なアドバイスを期待していたらしく、

ポカーンとしていたけれど(笑)

 

常日頃から【生き方】や【在り方】をテーマに研究している私

適当な事は言えない。

 

置かれている状況がいかに理不尽であろうと、

とりあえずはその状況は無視。

生まれた環境、今の状況、他人のせいにしない。

 

リアクションで唐突に出た感情に、飲み込まれない。

 

自分が今出来ることのみに意識を向け、それを淡々とやる。集中する。

それが結局、周り周って、納得いかない状況への健全な復讐となる。

 

 

この概念が、ビジネスのみならず、私の仕事や人間関係を円滑にするのにどれだけ役に立っていることか。

 

時間やエネルギーの無駄をなくし、物事の結果を出すのにどれだけ効果的か。

とても言葉では表現しきれない。

 

...

 

私がこれを自分の生き方に応用できるようになったのはつい最近だけど

昔は、とくに子供時代は、それが出来ずになんとストレスの多い毎日だったか。

 

うちの息子は当時の私に似て、すぐ機嫌が悪くなるので

早くから気持ちの切り替え法を覚えて欲しく

機会を見て彼にも勧めてみる。

 

息子は、案の定、ふくれる。

 

「なんで?他の人が絶対に悪いこともあるよ。不公平じゃん!」

 

そうなのよね。人生は不公平。

でもね、それ、デフォルトだと思うといい。

いちいち怒ってても、エネルギーのムダ。

 

他の人が悪い?

確かに。

自分が正しいのを分かって欲しいっていうのは、当然。

 

でも、正しいこと=君の役に立つ、ではない。

その主張を続けて、何か君が「プライドの維持」以外に、具体的に得るものはある?

冷静に考えてみて、欲しいものは、何?

 

相手に勝ちを譲ってるわけじゃない。

法廷じゃない限り、勝ち負けなんてどうでもいい。

 

君は確かに被害者かも。

でも、被害者意識でいても、だーれもかまってくれない。

言い方によっては、相手を完全に敵にしてしまう。

 

悪いのは相手?

うん、それも正しいかも。

 

でも、むくれていて面白くないのは、自分だけ。

相手は痛くも痒くもないかも。

しかも、そんな嫌な思いをしてるのに、状況は全く変わらない。

 

 

仕事でもそう。

「やらされている」感がある仕事は、ただの労働。

「養う家族がいるし」「家業だし」「条件がいいし」辞められない...

どれも正論。

 

でも、考えてみて欲しい。

その正論で、自分に何かいいことが具体的に起きるのかどうか。

 

...

 

別の反応の仕方がある。

 

昔、武田真治さんという俳優がいた(いや、今もいるって 笑)

何だか忘れたけど、「トレンディ・ドラマ」(笑)の類に出ていたのを覚えている。

20代の頃は、色が白く、細く、中性的なフェミ男と表現されていた人。

 

その武田真治さん。

40代の今、知らない間に肉体改造をし、細マッチョになられていた。

 

そのいきさつなどを語った著書のタイトルが、これ↓

優雅な肉体が最高の復讐である

 

 

www.gentosha.jp

 

 

おお...このタイトルで、もう全てを悟ったわ。

画期的な言い方。

 

結果を得ることを前提として言っている感が、新鮮。

もうそれを得た気分になる。この前向き感がいい。

被害者意識はそこにないし、「復讐」といいつつも、ドロドロ感も皆無。

 

 

美尻を得た自分が、くびれのない東洋人として生まれたことでハンデを負っていた過去の自分への、最大の復讐である」(長い)

 

やりたい仕事が出来ている自分が、やりたくない仕事ばかりやっていて辛かった過去への、最大の復讐である」

 

 

 

悔しくなったとき、なんで自分だけ?と思った時...

正論を通すことに躍起になるのではなく、

【 xxxな自分が、最大の復讐である】と考えてみて欲しい。

 

【熟女】と過ごした日々

今日の一歩

自分を置く環境を、選ぼう

 

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10代のある時期に、物流会社でアルバイトをしていたことがある。

 

その会社は、レストランの食材を半加工する部と、それを店舗ごとの注文に応じて仕分けする部、そして、トラックに積んで運搬する部の3つで出来ていた。

 

私は、仕分け部に配属された。

 

仕分け部は、社員1名、パートのおばさま方10名、バイトの10~20代の男性で構成されていた。10代女子は、私一人だった。

 

確かに、10代の女子が積極的に選ぶようなバイト先ではない。長時間立ちっぱなしで、重いものを上げ下げする作業もある。冷蔵庫・冷凍庫に入るときもある。

 

給食当番のような出で立ちで作業するのでオシャレなどとは無縁だし、ハッキリって肉体労働だし。

 

私の場合、近所で時間の都合がつき、時給が100円ぐらい高かった(笑)ということで選んだ。スポーツをして鍛えていたので、肉体労働も問題ではない。

 

他にも掛け持ちでウェイトレスのバイトをしていて、そちらはかわいい制服とお客相手で楽しかったので、こちらは効率・効果が全てで、仕事内容などはどうでもよかった、というわけ。

 

同じ時間帯に勤務する5人ぐらいの男性メンバーとは直ぐに打ち解け、仕事帰りにカラオケにいったり、飲んだりする仲になった。

はい、未成年でした。すみません 笑

 

男性だけ5名の中に年下の10代の女が一人となると、体育会系のごつい私でも(笑)、姫扱いされた。

 

ホルモンが花咲く10~20代、全員バイトという気楽な身分もあり、

その中の幾人かと惚れた腫れたの恋愛沙汰に発展して、皆で青春学生ドラマのような日常を送った。

それはそれで、なかなか楽しい日々だった。

 

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PexelsによるPixabayからの画像

 

 

しばらくして、私達のグループと同じ時間帯に、新しいパートの女性が入った。

 

40代の女性だ。栄子さん。

この人が、一筋縄ではいかない魅力とカリスマを持った人だった。

 

派手な顔立ちに、しっかりと施したお化粧。

中年らしく、顔のしわやお腹のたるみ、おばちゃんっぽい話し方などはあるが、なぜかとても色っぽい艶がある人だった。

 

私達は、直ぐに打ち解けた。

 

栄子さんは、お昼にアボカドのサラダを分けてくれて、言った。「お肌にいいから食べなさい。普段の食生活をおろそかにしたら、美貌はないわよ」

 

化粧室では、こう言われた。「洗顔後には、冷たいお水で引き締めるといいわよ。今から習慣にすれば、私ぐらいの年齢になったときに差が出るから」

 

17歳の双子の男の子の母であるという彼女は、話してみれば主婦や母ではなく「女」の部分が際立っていて、

早く大人の女になりたかった自分は、彼女との会話で色々なことを学べるのが新鮮だった。

 

彼女は、事務職やら百貨店での化粧品販売やら、それこそいろいろな職を経験してきたが、今は掛け持ちでラブホテルのスタッフとしても働いているとのこと。

 

なるほど、そりゃ色っぽくもなるはずだ(笑)

 

でも、私が息子さんと同世代の「少女以上、女性未満」であることをちゃんと忘れない。

世間がきけば顔をしかめられるようなことは、言葉を選びながら、下品の一歩手前で巧みに止めて話す、思慮深い頭のいい人だった。

 

さて、隣の食材加工部のリーダーは、色白で一重目が涼しげな、きりっとした純日本的なけっこうイイ男で、気の多い私は気になった。

 

さっそく、栄子さんにその旨を伝えた。

 

「栄子さん、XXさん(食材加工部リーダー)って、いい男だと思いません?うちの部のOOさんも素敵だけど、あの人もいいかな~」

 

栄子さんは、こう答えた。

 

「ああ、あの子(XXさん)は確かにいいわねえ。キビキビ動くし、ちょっとはにかんだ笑顔も可愛いし。ちょっと待ってね」

 

そして、すばやく動いて、「XXさんは今フリー(彼女なし)で、私のことを悪く思ってはいない」等という情報を、さらっと手に入れてきた。

 

しかも、ポケベル番号のおまけつき。

(ポケベルが何かを知らないナウなヤングは、検索してね 笑)

 

余りの見事な早業に、驚きやら嬉しさやらでボーっとする私に、栄子さんは続けた。

 

「##ちゃん(私のこと)。私はここの男の子たちはとっても感じがいいし、働き者だし、##ちゃんが誰と仲良くなろうが深い仲になろうが、別にいいと思う。

 

でもね、##ちゃんぐらいの年齢の男女は、どこにいようが誰であろうが

特定の時間を一緒に過ごせば、必ず惹かれ合ってしまうのよ。

 

これは自然の原理で、そこに条件や個人は全く関係ないの。だから、男を選ぶときには、自分を置く環境を選ばなきゃだめよ。

 

ここの男の子たちは、やっぱり皆、似通ったタイプでしょ?下請けの運送会社のバイト、って身分を差別する気もさらさらない。私達だって人のこと言えたもんじゃないしね。

 

でもね、誤解を恐れずに言うけど、過ごす環境を賢く選びなさい。どうでもいい環境で、不本意にどうでもいい男とくっついちゃダメよ。」

 

仕事経験はバイトしかなく、環境を選べと言われてもピンとこなかった幼い私は、「へえ、そうなんですか~」みたいな、軽い返事しかできなかったと思う。

 

でも、それから、そのXXさんと何度か会話し、デートに発展して、

程なく彼が見かけほど良い男ではないのに気付いた。

一緒にいても、つまらないのだ。

 

その後、わたしはふとしたことから日本を出て外国に移住することになるのだが、

過ごした環境は、外国という事もあって貧富の差が激しく、色々な階級やタイプの男女が集まる所だった。

 

しかし、ここでも、どういう集団であっても、そこにいる男女は少なからずカップルになっていた。今、それらを過去のデータとして思い出してみると、栄子さんのコメントは真髄をついていたと思う。

 

 

「男女が惹かれるのは、その人がどうこうではない。

同じ環境で、いくらかの時間を共有するだけで、どうしても惹かれ合ってしまう」

 

 

かのXX氏が見掛け倒しであることを、たかが3分程のおしゃべりで悟った栄子さん。

10代の小娘であった私に、年下の若い男の子から交際を申し込まれるような艶のある40代熟女は、何を思いながら過ごしていたのだろう。

 

彼女と過ごした日々は短かったが、もっと色々なことを教わりたかったなあ、と思う。

【オシャレより筋肉】

今日の一歩

モノを揃えるより、ハダカを磨こう

 

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ふとしたことから、ライザップの動画を見た。

DA PUMPYUKINARIさんが、5カ月で16キロぐらい痩せたというストーリー。

 

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PexelsによるPixabayからの画像

パーソナルトレーナーを付けて、

ご飯を食べながら、トレーニングで筋肉を付けたYUKINARIさん。

 

5カ月後の肉体が、凄い。

醸し出す雰囲気が、別人。

 

5カ月前の彼は、どこにでもいる普通の中年男性にしか見えなかったのが

ライザップ後の彼は、まさに「ザ・芸能人」だった。

 

男性なので、髪型や化粧等でごまかせる範疇は、限られている。

しかも、パンツ一丁で撮影しているから、服でもごまかせない。

嘘・偽りが、一切ない。ありのまま。

 

別人になっちゃった...

(というか、元に戻ったんですね、彼の場合は)

 

ところで、表題の標語は、ライザップではなく、聖書。

マタイによる福音書の6章25節に、こうある↓

 

それだから、あなた方に言っておく。

何を食べようか、何を飲もうかと、自分の命の事で思いわずらい、

何を着ようかと自分のからだのことで思いわずらうな。

命は食物にまさり

からだは着るものにまさるではないか。

日本聖書協会~口語訳)

 

 

 

聖書の言葉というのは様々な解釈が出来る。

その結果、宗派が別れたりして争いも起きることもあるのだけれど

個人レベルでも、読むときの状況や年齢などで

何をどのように理解するのかは全然変わるものだ。

 

私はクリスチャンの家庭に生まれ育ったので、

聖書は物心ついた時から読んでいて、内容にも詳しい。

 

今まで何度この箇所を読んでも

「上辺だけのことにとらわれちゃだめですよ。

お洒落とかグルメとかにうつつを抜かすんじゃありませんよ」

みたいな、親や先生のようなお説教じみたものにしか聞こえなかった。

 

でも、筋トレ生活を続ける今日、

この箇所が、全く違う観点で心の中にストーンと入ってきた。

 

 

からだは着るものにまさるではないか。

 

 

さっきのYUKINARIさんが、頭に浮かんできた。

 

マッチョやマッチョ・ウーマン(笑?)が露出多めの服を着たがるのは

別に他人に見せびらかしたり、羨ましがって欲しいからではない。

(まあ、中にはそういう人もいるでしょうが 笑)

 

私も筋トレにハマって結構長いので、

普通一般の女性より筋肉がハッキリと見える体をしている。

 

なので、これは実体験から言えるけど

筋肉というのは、体をほんとうに、ほんとうにキレイに見せる。

 

この(自分の)筋肉の美しさを見てビックリさせられると、服なぞ二の次になる。

もはや「服で飾り立てる」という意識はなくなる。

筋肉をいかに綺麗に見せるか、にオシャレの重点が変わっていくから。

 

 

そんな中、勤めてる会社から、年末の社内パーティーの案内が来た。

 

私は海外在中なので、こういうパーティーへの招待は結構あるが

結婚して子供が生まれてからは、夜出かけるのは結構大変で

だいぶご無沙汰していた。

 

今回は、ガラと呼ばれるロングドレスで行く完璧正装ではなく

それよりちょっと格を落とした、でもカジュアルではない、カクテル・パーティーのようだ。

 

独身時代に買い溜めしたので、カクテル・ドレスみたいなのは家に3,4着ある。

古いドレスだけど、オーソドックスなものは流行を超越して着まわせるのだ。

 

久しぶりにそれらを出してみて、試着してみた。

で、驚いた。

 

ああ、やっぱり筋肉がある体は違う。

20代の頃はドレスそのものが目立ったが、

今回、鏡の中のドレスは、完全に脇役だ。

 

肩と背中の筋肉のライン、上がったお尻と、

わずかながらもあるくびれ(昔よりはある!笑)

これらが際立っている。

でも下品でなく、しっくり見える。

 

地味に、しみじみと、でもハッキリとした幸福感を感じた。

 

圧倒的に、20代よりも上手くドレスを着こなせる体に、40代にしてなっている。

もはや、ドレスは出来るだけシンプルなモノのほうが良いぐらいだ。

 

 

からだは着るものにまさるではないか。

 

しつこいけれども、これは真実。

 

 

【世間の評価】=どうでもいい

今日の一歩

「他人は私の人生に無責任」と自覚しよう

 

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今から20年ほど前...

私が日本人であると分かると、この国の人は、こんなことを言ったものだ。

 

「日本人って、生魚を食べて、いつも写真を撮ってて、大勢で自転車で移動するんでしょ?」

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zooocooによるPixabayからの画像

 

この国は、世界的に見てとてもマイナーであり、日本との接点は、ほぼない。

 

良いも悪いも、国民は日本を良く知らない。

ゆえに、日本人に対する差別感情もない。

上記コメントは、悪気がなく述べられたものだ。

 

 

当時はインターネットがない時代。

日本に関する情報なんて、皆無に近い。

 

魚や写真は仕方がない。だって、本当の事だ。

生魚、と言われるとなんかグロテスクだけど、お刺身は確かに皆良く食べる。

そして、確かに日本人は、旅先の外国で写真を撮っていた。

 

自転車に関するコメントは、ちょっと謎だけど

恐らく、中国やベトナムなどで大勢の人たちが一塊になって自転車で移動するイメージと日本がごちゃまぜになっているのだろう。

 

それにしても、これを言われる度に、私は内心あまり面白くなかった。

悪気はなくとも、「あなたたちって、変」という響きは隠せず

「日本人=ダサい」的ニュアンスは拭えなかったからだ。

 

全く悪いことなどしていないのに、何か引け目のようなものを感じていた。

職場でおにぎりを食べたり、カメラを持って出かけるのがためらわれた。

 

 

そして、月日は経ち...

 

 

 

インターネットが登場し、外国人観光客が増え、

この国にもグローバリゼーションの波が押し寄せる。

保守的な国民は、外国で流行っている新しい食材に目を向けるようになる。

 

ダイエットやらジムやら健康食品について人々が関心を持ち始めたのも、この頃。

カロリー控えめで油分が少なく、健康にいい和食は注目を浴び、一気にブームになった。

 

お寿司という遠い異国の料理を、これまたお箸という棒を使って食べる...

このいかにもエキゾチックなところが、最先端でファッショナブルと捉えられ、

「Sushiとシャンパン」は、今やオシャレな外食メニューNo.1として定着した。

 

 

そして、写真。

スマホの登場と共に、老若男女問わず、誰でもいつでもどこでも写真を撮るようになった。

 

裕福層も貧困層も、みんなスマホを持っている。

少数民族の部族も、スラムの人達も、スマホだけは持っているこの不思議。

フェイスブックツイッターフォトログ、インスタグラムなど

 

写真を投稿したり見たりする場所も増え、

もはやこの国の人は、写真なしでは生きられないだろう。

 

そして、自転車。

いつの間にやら、エコでフィットネスにもなる乗り物として、都会で頻繁に用いられるようになった。

これも、環境を考慮する現代社会の流れだろう。

 

政府は街のあちらこちらに自転車用の道路を作り、一定数の自転車を無料で貸し出す程になったし、自分で自転車を買う人も圧倒的に増え、かつてない程、自転車屋の商売は繁盛している。

 

スタイリッシュな自転車に、これまた有名どころのウェアとお揃いのヘルメット。

週末、川沿い等をサイクリングするオシャレな若者たちが増えた。

 

 

 

私は、しみじみ思う。

 

人の意見、世間の評価、流行り、ある特定の時代・土地に受け入れられるかどうかなどは、本当に取るに足らないことだ。

 

時間が過ぎて振り返れば、それらは絶対に変わっている。

それらをあなたの軸にしてはいけない。

 

「生魚を食べて、写真を撮って、自転車を使う」

 

たった20年前には、「変なの!」だったアイテムが、今は「カッコいい」の代名詞。

 

あの頃の日本人は、流行の最先端にいたのだよ!

この国の皆さんよ!(笑)

 

それらが受け入れられた今、もはや「日本人は20年前から生魚を食べて、写真を撮って、自転車を使っていた」とわざわざ考える人はいない(私ぐらいだ)。

 

だからね

 

自分が好きでやっていること、自分が納得してやっていることなどに関して

例えまわりから「変わってる」と言われようが

例え他人の評価が得られなくとも

変な引け目を感じる必要は全くない。

 

あなたは、次世代の流行の最先端にいるかもしれないのだ。

堂々とやるべき。

後に時代が貴方に追いついたとき、貴方は理解される。

 

 

子持ちでアラフォーの私が本気で筋トレにハマっているというと、10人に9人は驚く。

褒めていただくこともあるが、内心引いてるな、というのは

話していてなんとなく感じ取れる。

 

しかし、私はもう引け目はこれっぽっちも感じない。

ふふふ...

今は時代の流れは速いから、20年もいらないだろう。

3~5年もすれば、筋トレはもはやアラフォー女性には常識になるかもしれない。

 

鏡の前で筋肉チェックをする私の隣を、小学生の息子が通り過ぎる。

筋トレしてるお母さんを持つクラスメートなんていないよ!と言われたことがあるけれど

 

「そういえば、うちのお袋は、筋トレが常識になる前からやってたな」と

息子は将来大きくなった時に、今の私を思い出して、そんな風に思うかな?

 

これからどう時代が変わっていくのか、とても楽しみな今日この頃である。

  

【華麗な男たち】

今日の一歩

男性と過ごして、女っぷりを上げよう

 

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昔々の話...

 

20歳そこそこの若い私は、この国の5つ星ホテルの高級レストランで、ウェイトレスの見習いとして働いていた。

 

普通だったらそう簡単には入れない職場だが、当時は日本語が出来る人材は珍しく、特別に入れてもらえたのだ。

 

この国はマイナーで目立たなく、色々なところが世界基準から見ると遅れている。

しかし、流石にこのクラスの高級ホテルともなると話は別だ。

日本や他の先進国に劣らないレベルのサービスを提供していた。

 

外資系の有名チェーンということもあり、当時でも社内教育はかなり徹底しており、

始業前のグループごとのミーティングや朝礼などもしっかり行われていた。

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そこで、始業前に、うちのマネージャーがいつもスタッフへ放っていた言葉を今でも覚えている。

 

「いいか、諸君。サロン(レストラン)は舞台だ。

ランチでもディナーでも、コアタイムはたったの2~3時間だ。

 

君達は、俳優だ。

その3時間の間、決して気を抜くんじゃない。

 

常に優雅であれ。上質であれ。

お客様の目に耳に、麗しい存在であれ。

 

いくら現代社会がカジュアル支持になろうとも、不変のエレガンスというものがある。

 

上記のサロン・マネージャーは、当時40代。

短髪・漆黒のオールバック、燕尾服の細身の長身、大きな目。

古き良き時代の映画から出てきたような、典型的な伊達男だった。

 

奥さんと息子が一人いるとは聞いていたが、

ハウスキーピングの女の子たちに愛想をふりまいて陰でキャーキャー言われるような、

そして、その中でも群を抜いて美しい熟女と噂になるような、そんな男だった。

 

そんなプライベートでは曰く付きのドンファンでも、仕事はバリバリとこなしていた。

自分の仕事が何よりも好きで、サロンが好きで、プロフェッショナルで

常にジョークを言っては周りも笑わせ、その場に華を咲かせる天才だった。

 

部下である20~30代の給仕達は、彼の言葉に挑発されて、皆背筋を伸ばす。

 

ルックスで雇ったんじゃないかと思われるほど、長身・美形の男が約10人、

朝礼時に集まり、短髪・背広でビシっと決めるその姿は、ため息ものだった。

 

そして

 

夜の部に時々顔を出すレストランの支配人。

彼が来ると、その存在感に、スタッフのみならず客も圧倒されたものだ。

 

皆、彼が来ると喜ぶ。

その場に居合わせた幸運を、誰もが幸せに思う。

ここまでくると、ほとんど有名人と変わらない。

 

50代後半。

豊かな銀髪をキチンとセットし、グレーの三つ揃いの上質なスーツを完璧に着こなす。

どんなときにも慌てず、威厳と貫禄と、落ち着きの見本のような男だった。

 

支配人は、ホテルと繋がっている裏口から入る従業員スタッフとは違い、レストランの正面玄関から突然、お客のように入ってくる。

 

給仕の顔に緊張が走り、お客が手を挙げて彼を引き留める。

「Mr....., お久しぶり!」「Mr...., ご機嫌いかが?」

 

彼はなじみの客と2、3分ずつ雑談し、新しい客にあいさつを済ませると、

大抵バーの右側に座り、バーテンダーとマネージャーと3人で、あれこれ話し始める。

 

支配人が信頼を寄せるバーテンダーは、40代後半

背は低いが、がっしりとした体格に、金髪、緑の目と、低い低い声。

お喋りなマネージャーとは好対照な、クールで大人の魅力が漂う男だった。

 

「自分は別格」と言わんばかり、若い給仕の男連中にはわざと冷ややかな態度だったが、私には、柔らかな視線を向けて静かに話し、娘のように扱ってくれた。

昔はパイロットを目指していたが、目が悪くて挫折したと語ってくれたこともある。

 

私は支配人が来ると、エクスプレッソよりもっと強い、リストレットというコーヒーをお出しするように、マネージャーに言われていた。

 

由緒ある豪華な彫像品を飾り、テーブルや椅子、絨毯の類も、濃厚でどっしりとしている。それに、薄暗い空間。食事が載せられるテーブルを照らすランプ。

 

そんな時代を錯覚させるサロンの中で、

支配人は、エクスプレッソを半分の量にした強い強いリストレットのソーサーを

いかにも高そうな指輪をはめた指でつまみ、グイっと一飲みする。

 

その度にいつも、映画「ゴッドファーザー」のセットに入ったほうな感覚に陥ったものだ。

何時間もサロンで過ごすことがあっても、何かを食べている所は見たことがない。

 

余りにも完璧で俳優然としていて、現実味がなく、

この人ははたして自分と同じ人間だろうか、と思ったものだ。

 

家族がおり、当たり前に普通の生活をしている人だとマネージャーに聞いたことがあるが、一時も崩れない横顔を見る限り、とてもとてもその姿は想像できなかった。

アイドルや女優がトイレに行くところを想像できないのと同じ感覚だ。

 

 

あれからもう20年以上の年月が経つ。

 

私は、そのレストランで、唯一の女性スタッフだった。

当時の私は余りにも子供で、バーテンダーのみならず、マネージャーも支配人も、父親のような感覚で接していた。

彼らにとっても、私は単なる「お手伝いの女の子スタッフ」でしかなかった。

 

でも、今思い起こせば、彼らに「大人いい女」になる教育を沢山受けていたように思う。20代の小娘には気づけないほど、なんとも豪華で、贅沢な環境だった。

 

サロンに食事に来る客層は、大抵外国人か、現地の裕福層だ。

女性たちは、そろって着飾ってくる。モデル並みの美女が多い。

サロンの男たちは、そういう「美女」達には慣れ切っている所があった。

 

それでも、給仕が「おっ!」とつい声を漏らし

支配人とバーテンが視線を上げ

マネージャーが対応に飛んで行くような特別なオーラを出す女性が、相手の男性にエスコートされて優雅に入ってくることが時折あった。

 

 

 

当時の彼らと、恐らく対等に話せる年代であるアラフォーの今。

 

バーにもたれ、リストレットとシガレットを味わう支配人と

にこりともせず、静謐に、淡々とマルティーニを作るバーテンダー

そして、プレイボーイな笑みを浮かべる、サロン・マネージャー

 

まるで少女漫画の登場人物のような、しかし確かに実在した、華麗な男達

 

その顔を、佇まいを、20年経った今でもはっきりと思い出すことが出来る。

 

さて...

果たして、今の私は、当時の彼らがリアクションを起こすような女性になれているだろうか。

 

今となっては想像上だけの話だが、

それが今でも私の目標であり、美意識向上に役立っている。