内なる強さ
人生は、辛いことの連続。
いくら傍から見てお気楽そうでも、皆必ず、どこかで戦っている。
人生というのは、死活問題が1つだけあって、
それをクリアすればあとはバラ色、っていうんじゃないのがね...
全力で対応すれば何とか越えられる障害を一つ越え、二つ超え...
一息つく間もなく、また一つ。
それがずっと続くように思えて、「え?まだあるし?ってか、全然休めないし?」って感じ。
お金の事、健康、人間関係、突然襲う悲劇、理不尽な出来事...
あとは、悩みとか。
悩みがない人、いないよね...
人に言えるぐらいなら悩みとは言えない!って感じの、
深刻な、または、超・個人的な。
上記の幾つかに加えて、
子供とか、介護しなきゃいけない親とか、
選択肢のない義務や、
どんなにしんどくても守り養わなくてはいけないもの、背負うものを持つ人は、
それこそ障害物競走をマラソンレベルでやっているようなもの。
私も幾つか背負っておりまして...
今日は大変辛いことがあり、久しぶりに泣いた。
余りにも状況が複雑で、何も出来ない無力にも脱力。
普段はかなりエゴイスト合理的で、おバカポシティブで
気持ちの整理が得意な自分も、流石に落ち込んだ。
日々の疲れも重なって、ほろっと涙が垂れた、と思ったら最後、
あとは勢いでどーっと泣けてきて、一気に疲れてしまった。
色んな事に。
でも、投げ出すことはできない。
必死の思いで、気持ちの切り替えをするしかなかった。
でも、辛いことというのは筋トレと同じ(←出ました、元・体育会系...)だと思う。
患難は忍耐を生み出し、忍耐は練達を生み出し、練達は希望を生み出す...
筋トレにバーベルが必要なように、精神の成長にも負荷が不可欠。
辛くて悩んで、絶望しても、何もかも投げ出したい、と思っても
ふてくされず、最善を尽くし、出来ることをする。
そういう苦労は、大抵人には見えない。理解してもらえない。
悲しい。
でも、辛さを一つ越え、二つ超え、で精神的に成熟すると、
鍛えた筋肉のように、顔が変わる。
味のある、凛々しい顔になる。
これ、男性が特にそうじゃない?
若々しいジャニーズみたいな美少年も綺麗だと思うし、まあ目の保養にはなるけど、
私が惚れ惚れして見惚れてしまう男というのは、
大抵、苦しみや辛さを超越したであろう、またはその真っ只中にいるであろう、
凛々しい顔の男性だ。
で、そういう顔をした女性も、負けずに美しいのだ、これが。
大人の女性が美しいのは、この人格の奥深さが、品性が、オーラとなるからだと思う。
10代20代の小娘にはかなわない圧倒的な何か...
これ、私自身、小娘だった時に欲しくて憧れたなあ。
ただ、いい年して体育会系のノリだけで乗り越えようとしても無理なんで、
そこは気を付けなければ。
下手すると体も精神もついていけなくて、壊す。
見かけや外側の強さもいいけれど、
内なる強さも綺麗になるには大事だな、という話でした。