アラフォー国際結婚ワ―ママの「清く、強く、美しく!」

小手先テクには興味なし!筋トレと良い習慣の取り入れからなる 「清く、強く、美しい」 大人の女性化計画進行中~!

制服、食堂、時間割り

この国に来てから、色々な職を経験して来たけれど、

その中の一つが、日本のある大手メーカーの現地法人だった。

 

その会社は、町から孤立した地域に、大きな工場を抱えていた。

そこが、勤務場。

周りには何もない。

 

会社の送迎バスで、毎朝同じ時間に、工場のある地域まで皆で通勤。

事務職ではあるけれども工場に入らなくてはいけない職種だったため、

男も女も同じ制服着用。

毎日勤務前にラジオ体操をして、朝礼して、スケジュール確認。

 

食事時間は、同じ部署の同僚が皆で決められた時間に食堂へ行く。

同じ席に座って、食べる。

ちなみに、食事時間は、40分。

 

時間割が決まっていて、「皆で一緒に」色々な仕事をして、

帰りも、皆一緒に送迎バス。

 

...あれ?これって、デジャブ...

なんか懐かしい感覚。

どこかで同じような事、もう既にやったような...?

 

ああそうだ、日本の、学校だ...。

 

 

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始めこそ、制服(タダ)、食堂(タダ)、送迎バス(タダ)だし、

何もかも全て皆と同じで細かく決められているっていうのは楽だな、

と思っていたけれど、

このまま定年までこれが習慣となり、これで人生終えるのかと思ったら、

半端なくゾッとした。

 

外国に移住してまで、アラフォーにまでなって、

また中学生のような生活を送らなくてはいけないなんて!

 

勿論、これはあくまでも「私」という一人の女の話だ。

会社が悪いわけではない。

むしろ、工場勤務という業務上、制服着用は安全や識別の為に不可欠だし、

食堂も送迎バスも、金銭的には非常にありがたい。

そして、同僚はそれらにとても満足していた。

家族や友人・知人にも、そんな待遇があるなんて、と羨ましがられた。

それに、同社に勤務しているプロフェッショナルの方々は、

仕事内容が一番で、そんなくだらないことは二の次だろう。

 

ただ、私個人には、全然くだらないことではなかった。

これ以上ここにいると、

「キレイをあきらめないアラフォー女になる」

という自分の目指すものと反する生き方を強いられる、と、焦った。

 

.....

 

それからしばらく悩み、すったもんだの挙句、晴れて転職した。

悩んだのは、その日系企業は、給料がとても良かったからだ。

将来性もあった(日本人だからね)。

転職は、皆が反対した。

 

 

今いる会社は、完全に対照的だ。

 

都会の真ん中の、オシャレなガラス張りのビル内にある。

ランチタイムにはショッピングやジムに行ける。

好きな服を着て、好きなものを好きな時間に食べれる。

それらは時にお金がかかるし、いちいち考えなくてはいけない手間暇もついてくる。

でも、私は200%満足している。

いや、もっとかも。

人生、変わった。

 

人様からみれば、くだらないことかも。

給料も下がって、家計は大変だ。

 

でも、私はハッピーだ。

私の機嫌がよくなったので、旦那が喜んだ。

旦那が前よりリラックスしたので、子供も嬉しそうだ。

 

キレイにネイルをした手で、お気に入りの小物に囲まれて、

いい音楽を聴いて、仕事が出来る。

眠い朝でも、あのオフィスで、この服を着て、ジムに行って、とか考えると、

すっと起きれる。

 

日系企業に留まって、居心地さは割り切ってしまって、

とにかくお金を儲けて、

アフターファイブや週末は思いっきりオシャレとかする、

というオプションもあったはずだ。

そして、そのほうが将来性もあるし、賢い選択だったかもしれない。

 

でも、理屈ではなかった。

 

あの時、理屈ではない「これは嫌だ」の声を無視しないでよかった、と

心から思う。