【松竹梅千秋】という女(有閑倶楽部)
今日の一歩
「清く、強く、美しい」アラフォーになろう
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有閑倶楽部、の原作漫画が好きだ。
アラフォーの私は、『月刊りぼん』でリアルタイムで見た年代
コミックも、全巻揃えていた友人宅で、何度も繰り返し読んだ。
少女漫画「有閑倶楽部」が何年か前にドラマ化されて、反響を呼んだニュースをネットで見たけれど、別に見ようとは思わなかった。
ドラマ化が嫌いなわけではないけれど、
私の中の「有閑倶楽部の世界」が壊されるのが嫌なのだ。
あの世界は、一条ゆかり先生の画風でもってこそ奏でられる、と思っている。
有閑倶楽部は、当時大好きだった漫画だ。
あの頃小学生(?)だった自分は、余り深く考えずに、ただ単にストーリーを楽しんでいたかな、と思う。
でも、アラフォーで母となった今は、有閑倶楽部メンバー6人の親たちに興味が行く。
昔から好きで憧れてて、
今読み返してみてもやっぱり魅了されるのは、
ドラマ版では主人公となっている、松竹梅魅録の母、千秋さんだ。
☝千秋さんのイメージ(笑)
以下、Wikipediaより
松竹梅 千秋(しょうちくばい ちあき)魅録の母。
性格も容姿も若々しく、旦那の時宗も「時宗ちゃん」と呼んでいる。実の息子である魅録にも「千秋さん」と呼ばせているが年齢は「若く見えるが40歳はとうに過ぎてる」との事。元華族・和貴泉(わきいずみ)家令嬢。「和貴泉倶楽部」という海外リゾート開発事業に携わっており、そのため海外で過ごす事が多く、日本に滞在しているのは稀である。時宗からは初対面時売春婦と勘違いされた。その後、自分に一目惚れした時宗にストーキングされている内に気に入ったようでプロポーズを受ける。お互いに「ちゃん付けで呼ぶ」ようにし、誕生日には、抱えきれないほどの花束を持って逢いに来ないと離婚すると時宗に言っているが、ただし誕生日の終わる一分前に来てもセーフでありそれで離婚を免れたことがある、またその時は本物の花ではなくケーキのデコレーションが花束になっていたためOKを出している。なお魅録の性格は彼女からの影響が強い。ちなみに魅録が女装したところ彼女に似ていたことで軽くショックを受けていた。万作は彼女のことを百合子とは違うベクトルで怖い人と称している。
この中の、「性格も容姿も若々しく」「若く見えるが、40歳はとうに過ぎている」が、彼女を語る上では欠かせない要素だ。
この漫画が出た1980年代当時は、まだこういう女性は珍しかっただろう。
子供のいる40代は完璧中年、エプロン付けたお母さん、が普通だったし。
私自身の母親は、世間一般の母親とはまたかなり違った部類の女だったけど
妻・母ではあっても、「幾つになっても女として現役」という千秋さんタイプではなかった。
千秋さんタイプとは
女・妻・母の三位一体(笑)
既婚で子有のアラフォー...なのに、「女」としての個の美しさがまず際立つタイプだ
昭和・平成初期時代、私の周りにはいなかったタイプの中年女
それだけに、憧れて、
目標とする女性の(イメージや生き方、心意気、と言う意味で)の一人になってきた。
特に結婚し、子供が生まれてからは
道を外さずに(不倫や育児放棄に走らずに)いかに所帯じみず、いかに魅力的で魅惑的な女でい続けるかを考えるにあたり、何度も頭に浮かぶのが彼女。
この千秋さんから、アラフォー妻&ママが具体的に学べる要素を具体的に紹介する↓
1.まずは自分(自分の人生において、やることがある)
2.幾つになっても、女である(容姿維持のための努力を怠らない。はい、基本ですね)
3. 子供にうるさくしない(でも、必要な時にはいる)
4.旦那にも干渉しない(でも、お互いアツアツ)
5.余裕がある。自分で何もかも背負い込まない。自分が不得意・やらなくても済むことは、他人に任せる(お手伝いさん・乳母さんがいる)。その代わり、自分は自分のやるべき責任を果たす(千秋さんの場合は、ビジネス)
どう?
見た目は、エプロン付けてお料理上手で良妻賢母、でも、
いつもせかせか、バタバタで
旦那や子供にガミガミ、うんざりで、
なんで自分の人生こんななんだろ、と不満ばっかりで
そのはけ口に、密かに不倫とかしてしまっている女より
見た目は「妻・母親としてどうなの?」でも
ゆったり毅然としていて、口数は少ないけれどイイ女
千秋さんのほうが10000倍、良妻賢母じゃない?
実際(漫画だけどw)、千秋さんの旦那さんは、千秋さんにベタぼれだ。
高校生の息子がいる、熟年カップルですよ?
で、イケメンでちょっと不良がかった
息子の魅録君も、千秋さんには頭が上がらない。
口には出さなくとも、その筋の通った生き方を尊敬し、
いつまでたっても母親が綺麗であることを、照れながらも誇りに思っているのだろう。
ネットの情報なのでどこまで本当だかは知らないけれど
千秋さんは是非夏木マリさんで、とお願いしたそうだ。
結局、スケジュール上都合が合わずに秋吉久美子さんになったらしい。
夏木マリさん希望、というところで、にやりとした。
そうですよ、先生。そのとおり。
千秋さんを現実世界でやれるのは、恐らく彼女しかいない。
千秋さんは、秋吉さんのような、年齢不詳のほんわか美人(注 褒め言葉ですよ)ではない。
千秋さんのあの顔、あの目...「元ヤンキーねーちゃん」ですよ。
あの強い目は、ヤンキーとか、それ相応の人生(別にグレてなくてもそういう人生経験ってあるでしょ)の修羅場をくぐり、人生のあれこれを知っている人の目。
しかも、ただのつっぱりねーちゃんではないのだ。
酸いも甘いも嚙み分けた、というか。
華族出身、凄腕キャリアウーマン...これらの要素も入れなくてはならないし
しかも、彼女はお色気路線ではない。
そんな軽いものは超越している(だから、杉本彩氏も、千秋さんキャストには向かない)。
家庭円満(清く)
腹のすわった人間性(強く)
衰えない美貌(美しく)
はい、3拍子揃いました。
松竹梅千秋さん...貴方は確実に、今後も私の目標とする女性の一人です。