筋肉系【ミニマリスト】
今日の一歩
モノ好きエコ、ミニマル・シンプル、ボディ主義...自分なりの軸で生きよう
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私の祖母は、戦後何もない時期に苦労したからか
その後日本が豊かになっても、物が捨てられない人だった。
というわけで、祖父母の家には、モノが溢れていた。
飾り棚には、日本人形、置物、陶器が飾られ、
壁には絵画、写真、刀、賞状などの掛物...
本棚には本がぎっしり。
冷蔵庫もクローゼットも、常にパンパン。
更には、使用後のヨーグルトの容器やお菓子の箱までもが大事に保管され
わざわざそのための小部屋のようなものもあったぐらいだ。
「何かの役に立つかもしれない」と。
その娘、即ち私の母は、その逆を行くミニマリストだ。
私が生まれ育った家は、祖母の家とは対照的な、超シンプル・モダンな空間。
ラボラトリーのようなキッチンやバスルーム。
シーツやタオルや下着は必ず白。
清潔で、整理整頓が行き届いており、無駄が一切ない。
母は、あっけからんとしていて、モノへの執着心が皆無だ。
溜めない、買わない、持たない。
家には、いつも必要最低限のモノしかなかった。
食料品でも衣服でも、母はセールに踊らされた買いだめというものを絶対にしない。
「フランス人は10着しか服を持たない」という本があるが
それを昭和の日本で地でいく女が、うちの母だった(今でもそうだ)。
どちらが良いか悪いかではない。
好みの問題、生き方の問題、価値観の問題だ。
別にどちらでも、自分が気持ちよく納得して生きれるのであれば、それが正解。
私は、祖母と母の中間ぐらいだ。
母ほどのミニマリストではない。
下着もタオルも派手な色が好みだ(笑)
ただ、ごちゃごちゃとモノが溢れる空間は苦手、という程度。
(第一、掃除が大変!)
あわよくば
モノは素敵だけど、家は素敵だけど...と思われるより
モノなんかに目が行かない程、貴方が鮮やか
家はシンプルだけど、貴方という存在が何よりの飾り
って思われるのが理想だ。
「勿体ない」のエコ精神で、多くのモノにこだわった1代目(祖母)
ミニマリストで、合理化と洗練にこだわった2代目(母)
.......
3代目の私は、もはや空間よりも、自分そのものにこだわりたい。