海外留学は、逃げ?
この間、「中学(または高校・大学)デビュー」という言葉を思い出して、
そういや「海外デビュー」っていうのもあるな、と思った。
日本で色々思う事あり疲れてしまった人が
海外に留学なり遊学なりすることを「逃げ」と非難することもあるようだけど
私自身は、「逃げ?大いに結構」と思う。
生き方なんて、何度でも変えていい。
周りは笑ったり貶したりするかもしれないけど、それが何?
他人は貴方の人生の責任を負ってはくれない。
独りよがりや、安易な選択、もしくは怠惰は勿論良くないけれど、
色々と自分なりに解決を求めて努力しているのに自分を見失っている人は、
「世界は広い」事実を思い出して。
貴方や周りが見ている「常識」っていうのは、
ただ単に、ある一定の地域の固定観念や、
単に先祖がやってきた行動から来る習慣である事実を思い出してほしい。
私自身、海外生活は20年以上になるので、
世界は広いな~と思わされた事の例には事欠かない。
その中から1つ、くだらない、でも、非常にわかりやすい例を挙げる。
私は冬生まれなので、子供の時、何かダサい(←死語 笑)なあ、と気に入らなかった。
冬生まれというのはなんとなく暗い感じで、夏生まれの、太陽が一杯で明るいカッコいいイメージの同級生が羨ましかった。
(小学生の頃って、ほんと馬鹿なことで悩むんだよね...)
それが...南半球のある国を訪れたとき、言われた。
「貴方の誕生日って、夏なのね!
バースデーパーティーはビーチサイドでしょう?」
は?
「いえいえ、冬生まれですけど」っていう言葉が喉まで出かかったとき、気づいた。
あ、そうか。
ここは、四季がまるっきり逆なんだ。
「いや、これは冬に生まれてしまった自分の運命で、今更変えられるものではない。仕方ない」とかなんとかいって諦めていたことが、
いともあっさり、夏生まれになってしまったという(笑)
可笑しいでしょ?
でもね、貴方のその悩みも、こんな感じで、
環境を変えれば、何もしなくても、そもそもこれは問題ではなかった、ってなる可能性は高い。
世界は、自分が勝手に感じていた限界を、軽々超える。
ずっと同じ場所に留まることで得られることも、勿論ある。
全員が全員日本を出る必要は勿論、ない。
留まる人がいれば、ちょっと外で色々経験してみようかな、という人がいて良し。
私みたいに、何にも考えないでただ何となく出てしまって、
それきり、これまた何となく永住(今のところ)しながらも、
祖国日本を日々思うのもいいんじゃない?
私は、ブログに自分の思いを綴ることで
海外に出るか悩む人、出た人、出てしまったけど悩んでいる人、また、やっぱり日本に留まることにした人など、ここからの視点をお届けすることで密かに応援しようと思っている。
日本が好きだ。
世界中のどの国の人より、同胞の日本人に親密感・親近感を感じる。
今、日本が息苦しくてちょっと海外に出てみようかな?と思いながらも、
「逃げ」と非難されている人、がんばれ。
結果的に行くとしても行かないとしても、
流されたり、不貞腐れて堕ちることを選ばず、
「変える・変わる」という選択肢を考えている貴方は、偉い。
応援しています。